広園寺 鐘楼 [戻る]
独特な反りを持つ屋根を支える木組みの構造が間近に見られる。
様式美も兼ね備えた鐘楼である。
東京都指定有形文化財(構造物) 広園寺
所在地 八王子市山田町一五七七
指定 昭和三四年二月二一日
広園寺建物群として、総門・山門・仏殿・鐘楼(附銅鐘)の四棟が
文化財に指定されています。
鐘楼は桁行一間、梁間一間で、屋根一重、宝形造、檜皮葺型銅
板葺で、天保十三年(一八四二)の再建です。
附の銅鐘には応永四年(一三九七)及び応仁二年(一四六八)の
旧銘及び慶安二年(一六四九)の改鋳銘があり、鋳銘の末尾に
「武州滝原住 加藤甚右金吾吉重」とあります。
(中略)
現在残る建造物群は、寛政四年(一七九二)の放火による焼失後
のもので、すべて江戸時代後期の再建です。
平成二二年三月建設
東京都教育委員会
(東京都教育委員会の説明板を一部修正して掲載)
「加藤甚右」は滝原(横川町付近)の有名な鋳物師である。